ただ今、るろうに剣心を見ながら書いています、な村長です。
にしても、アメリカでは、日本のアニメがたくさんやってますねぇ。まあ、めったに見ないんですけど。
てか、テレビ自体、ニュースと、天気予報くらいしか普段は見ないので。

さて、続き、いってみましょうか。
ここで、一つ。これからは、Aのことは、基本的に「彼女」という代名詞で書きますので、あしからず。 
 
 
「2つ」の箱。
それが、示していることは・・・
 
 
どれだけの時が経っただろうか。
彼女は、泣きやむと、俺の胸からゆっくりと顔をあげた。

その頬には、涙の跡がくっきりと残っていて、そして目には未だにうっすらと涙が浮かんでいた。

彼女にハンカチを渡す。
けれど、彼女は涙を拭おうともせず、じっと俺の目をみつめて。
そして、自虐的な笑みを浮かべて、言った。

「私、Bにふられちゃったよ・・・」
 
 
それは、俺の予想通りの言葉だった。

俺は、何も言わなかった。いや、言うべき言葉が見つからなかった、というのが正しいのだろう。
ただ、再び涙が溢れてきた彼女の涙を親指で拭ってやりながら、
彼女の言葉を待った。

「今日(14日)、デートをしたの。チョコを渡そうと思って、夕方、駅で待ち合わせをして、それで、カラオケ行って、食事をして・・・その後、駅で別れる(2人は帰りの電車の路線が違う)ときに、チョコを渡そうとしたら、彼、受け取ってくれなくて、それで急に、別れよう、って。」(子細は確かではありませんが、こんな感じだったと記憶しています。)

 
俺は、知っていた。
Bが、彼女に誰か他に好きな人がいるのではないかと疑っていることを。なぜなら、俺とCは、Bからメールでそのことを相談されていたのだから。
その、彼女の他の好きな人、というのは、もちろん俺なわけで。
でも、何故Bが彼女を振ったのかはわからなかった。なぜなら、
確実な根拠がないのに、Bが彼女をふるとは思えなかったから。

彼女の態度から、彼女がBに言ったわけではないことは、あきらかであり、また、もちろん俺が言ったわけでもなかった。

俺は、いやに冷静だった。
Bが彼女をふったということは、彼女が俺のことが好きだとばれたと同義であるにもかかわらす、だ。

時計を見ると、もうすぐ3時。
彼女を見ると、膝を抱えて、じっと俺を見つめていた。
時折、寒そうに肩を震わせて。

考えても見れば、2月の真夜中。
寒くないはずがないな、、、とか思いながら、
とりあえず、暖かい場所へ移動しようと決めた。

しかし、夜中に利用できる暖かい場所・・・・
最初は、コンビニ、ファミレスくらいかなぁ、、、と思ったけど、結局やめた。話の内容が内容だし、彼女はまだ、情緒不安定だったから。どこか、人が居ないところがいい。そう思って、思いつく場所なんて、一つしかなかった。

夜中に寒さを凌げて、周りを気にせずに話ができる場所。
そこへ向かうべく、俺は携帯でタクシーをよんだ。
 
 
なにか下心があったのかといわれれば、それを否定することは俺にはできないだろう。
だって、俺は、彼女のことが・・・

というわけで、終了。
なんてか、書いてて、だんだ〜ん重くなってきましたね。

あと、2回で終わらせます。なんとしても終わらせます。
一回は、この後のこと。もう一回は、この2年後にわかった事実と、この出来事の裏を、BとCの視点からちょっと書いてみようかと。

ちなみに、うちの地元のタクシー会社は24時間営業でした。(過去形です)

それでは、また。
では〜♪

 
 

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