ちょっとした思い出話、その8。
2004年3月25日 恋愛ども、帰って参りました>ただ今午前4時過ぎw
さて、なんか予定外のところで止まってしまったので、さっさと続きにいきましょうか。
バイトが終わって、俺は中学校の正門に向かっていた。
4人の母校であり、また、あの夏、4人が最初に一同に会した場所でもある場所へ。
Bは先に来ていた。
そして、「Aの事だろ。」と言った。
俺は、大きくうなずいて、
「俺、彼女と付き合うことにした。」
「そうか、まあいいんじゃないか。俺らはもう別れたわけだし」
「なんで、彼女を振ったんだ?」
「なんでって、聞かなくてもわかるだろ」
「・・・なんで気付いた?彼女が直接言ったわけではないだろ」
「・・・一昨日(14日)Cから、聞いた。Aがお前を好きなことも、お前が冬の旅行の時に、Aから告白された事もな。」
Cは、あの冬の日の告白を知っていた。
俺達が、コテージを出たドアの音で起きて、酔いさましについていこうと思って外に出て追いかけてきたら、その場に遭遇したそうだ。
「そうか・・・確かにそれは事実だ。」
「だけど、その時は、お前は断った。そうだよな?」
「あぁ。」
「じゃあ、今回のことはお前が気に病む事じゃないさ。お前は、浮気したりしていたわけでもないし、今回のことは気にするな。たまたま、Aが俺の代わりに好きになった奴が、お前だっただけのことさ。」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「それに、お前だったら、安心してAのことを任せられるしな」
「なんでそんなことが言えるんだ?」
「そりゃ、付き合い長いからな。ま、それじゃ、Aの事は、大事にしてやってくれよ」
そう言って、彼は、帰路についた。
そして、すこし歩いて、
「でも、しばらくお前らとは会わない。心の整理がつくまでな」
後ろを向いたまま、そう言って去っていった。
Bが去った後、俺は、自分の偽善にはたはた呆れていた。
痛烈に、自分が偽善者だと思い知った。
考えても見れば、別にBに付き合うことを報告する必要なんてなかった。AとBはもう別れているのだし、そこに俺がしゃしゃりでる必要なんてなかった。
では、なんで、Bと話そうなんて思ったのか。
最初は、けじめをつけるつもりだった。
別に、謝ったりするつもりはなかった。
俺だって、道徳的に悪いことをしたとは思っていなかったから。
では、なんで?
それは、自分のBに対する罪悪感を拭いたかったから。
彼に、気にするなと言ってもらいたかったから。
俺は、彼が俺を責めないとわかっていた。
わかっていて、わざわざ呼び出してまで話をした。
つまりは、そういうことだろう。
「すまない」
もうここには居ない親友にむけて、呟く。
「彼女は、まかせておけ」
自己嫌悪に陥りながらも、せめてこれだけは、と思った。
親友が、俺を信頼してくれたものと思いたかったから。
そうして、紆余曲折あって俺達は付き合い始めた。
結局、Bとは全く連絡を取らなくなり、Cとも、あまり連絡を取らなくなった。
はたして、このあとどうなったかは、また次のお話。。。
というわけで、俺の偽善者っぷりが遺憾なく発揮されたわけでw
そういう点でも、これはきつかったねぇ。。。
たぶん、この時初めて偽善というものを自分の中に感じたから。
そういう訳で、次回、後日談。
次で終わるといいなぁ。。。
それでは〜
さて、なんか予定外のところで止まってしまったので、さっさと続きにいきましょうか。
バイトが終わって、俺は中学校の正門に向かっていた。
4人の母校であり、また、あの夏、4人が最初に一同に会した場所でもある場所へ。
Bは先に来ていた。
そして、「Aの事だろ。」と言った。
俺は、大きくうなずいて、
「俺、彼女と付き合うことにした。」
「そうか、まあいいんじゃないか。俺らはもう別れたわけだし」
「なんで、彼女を振ったんだ?」
「なんでって、聞かなくてもわかるだろ」
「・・・なんで気付いた?彼女が直接言ったわけではないだろ」
「・・・一昨日(14日)Cから、聞いた。Aがお前を好きなことも、お前が冬の旅行の時に、Aから告白された事もな。」
Cは、あの冬の日の告白を知っていた。
俺達が、コテージを出たドアの音で起きて、酔いさましについていこうと思って外に出て追いかけてきたら、その場に遭遇したそうだ。
「そうか・・・確かにそれは事実だ。」
「だけど、その時は、お前は断った。そうだよな?」
「あぁ。」
「じゃあ、今回のことはお前が気に病む事じゃないさ。お前は、浮気したりしていたわけでもないし、今回のことは気にするな。たまたま、Aが俺の代わりに好きになった奴が、お前だっただけのことさ。」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「それに、お前だったら、安心してAのことを任せられるしな」
「なんでそんなことが言えるんだ?」
「そりゃ、付き合い長いからな。ま、それじゃ、Aの事は、大事にしてやってくれよ」
そう言って、彼は、帰路についた。
そして、すこし歩いて、
「でも、しばらくお前らとは会わない。心の整理がつくまでな」
後ろを向いたまま、そう言って去っていった。
Bが去った後、俺は、自分の偽善にはたはた呆れていた。
痛烈に、自分が偽善者だと思い知った。
考えても見れば、別にBに付き合うことを報告する必要なんてなかった。AとBはもう別れているのだし、そこに俺がしゃしゃりでる必要なんてなかった。
では、なんで、Bと話そうなんて思ったのか。
最初は、けじめをつけるつもりだった。
別に、謝ったりするつもりはなかった。
俺だって、道徳的に悪いことをしたとは思っていなかったから。
では、なんで?
それは、自分のBに対する罪悪感を拭いたかったから。
彼に、気にするなと言ってもらいたかったから。
俺は、彼が俺を責めないとわかっていた。
わかっていて、わざわざ呼び出してまで話をした。
つまりは、そういうことだろう。
「すまない」
もうここには居ない親友にむけて、呟く。
「彼女は、まかせておけ」
自己嫌悪に陥りながらも、せめてこれだけは、と思った。
親友が、俺を信頼してくれたものと思いたかったから。
そうして、紆余曲折あって俺達は付き合い始めた。
結局、Bとは全く連絡を取らなくなり、Cとも、あまり連絡を取らなくなった。
はたして、このあとどうなったかは、また次のお話。。。
というわけで、俺の偽善者っぷりが遺憾なく発揮されたわけでw
そういう点でも、これはきつかったねぇ。。。
たぶん、この時初めて偽善というものを自分の中に感じたから。
そういう訳で、次回、後日談。
次で終わるといいなぁ。。。
それでは〜
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